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すみません

2008/11/28 11:30
今3巻の佳境に入ってます。
ブログ更新は、しばらくお待ちください。
申し訳ございません。

ただ、息抜きになにか更新するかもしれませんけど(^^;;
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イナズマイレブン

2008/11/24 08:31
今回は、良かった。
なんか、真っ向勝負の熱い流れ。
これぞスポコン! これぞ熱血アニメ!
最高だぜ! イナズマイレブン!

えっ? 感想になってない? いいんだよ、基本ネタバレなしなんだから。(嘘つき……。

しかも徐々に過去のドラマが語られつつある。
複線の張り方や、期待の煽り片もイイ。


そして来週は、みんなの天使、理事長の娘が、とんでもないことに――

megane


メガネ、立つ! って、どこを立たせるつもりだ!

はいはい、下品なネタは止めましょう。

サブキャラも活躍させるように気を配ってるのが良いなぁ。

でも、風丸とか小林とかも活躍させてあげてくださいお願いです。

う~ん

2008/11/23 08:07
テロ? じゃなかった? アクメツ?

大山鳴動して鼠一匹?
[う~ん]の続きを読む

『猫目のアヤカシ』 第一部 第一話  ブログ用六段 ~欲を喰らふモノ~

2008/11/22 02:07
      十三

 その時、わたしはなぜ? と思わなかった。
 目の前に現れた、それはなんと呼ぶべきか分からない。
 ただ、わたしの描いた絵と同じだった。この世を喰らうもの。
 本当に存在したのだと歓喜すら覚えた。
 これは使いだ。わたしを導く使い。
 自分の描いたキャンバスから現実の世界へと抜け出てきたのだと。
 それがわたしを喰らうためにやってきたことは、明白だった。
 どういう理由で、それは存在して、わたしの元へときたのかは、分からない。
 ただそれは、わたしを殺しに来たのだ。
 死ぬ勇気のないわたしをこの世のしがらみから救い出してくれるのだ。
 だから楽しみだった。
 至福の時はやってこなかった。
 目の前に躍り込んだ見ず知らずの男と小さな少女が、目の前の異形を吹き飛ばしたからだ。
 わたしは、目を見張った。
 目の前にいるのは、青年だった。
 わたしよりも背が高いにんげんだった。
 にんげんが、わたしの描いた餓鬼を圧倒していた。
 その結末を遠くから眺めることができず、わたしは走り出していた。
 自分の姿など気にならなかった。慌てて、校庭まで走り出ると、その様を眺めた。
 ひぃひぃと、悲鳴が届いてくる。
 わたしの耳元に。
 一方的な暴力を受けて嘆く苦しむ赤ん坊のようだった。
 信じられなかった。信じたくなかった。
 あの太い腕、そして、巨体を。
 どこから見ても、わたしの理想だった肉の塊を無造作に殴りつけては、地面に這わせていた。
 わたしは思わず声を上げていた。
「やめて!」とも「殺さないで!」とも。
 だが、青年は躊躇わなかった。
 一方的な暴力で、わたしに至福の時を与えるモノを………。

      十五

 雨の中、月明かりも一緒になって降りそそいでいた。
 一人と一頭を……。
 桜は、それを見ていた。
 胸元に手を当て、はらはらと涙を流し。
 豹魔は、怒っていた。その怒りを全身で、現していた。
「にげだしてんじゃねーよ」
 そう告げると、懐、股の間に潜り込んで、中尸の体勢を崩して、投げる。
 足元から払うように腕で、掬ってやれば巨体はバランスをつかむのは難しい。
 その巨体は、自ら地面へとへたり込む。
 地響きをたて、周囲の大気を震わせ。
 もうそれには戦う気力はないのは目に見えて明らかだった。
 豹魔はゆっくりと杖を構えると、
「この前の続きだ。分かってるだろ?」
 杖の柄、鍔元を親指で軽く撫でる。
 金具がくるりと回った。
 豹魔は、一瞬、腰をたわめ、後ろ足で地を蹴ると、さながら波のうねりの様に一歩ごとに力を溜め、混め、暴力の塊へと変化させ、動き出していた。
 中尸はかなわぬと知ってか、豹魔の動きに合わせて、校庭の土を蹴り、最後のあがきとばかりに、彼の動きに答えていた。
 そしてすれ違いざまに、剣光が一閃した。

      十六

 肉が爆ぜ、鮮血が宙に舞う。
 まさに血の雨。
 それが、本物の雨と重なり。
 大地を汚した。
 雨は禊ぎ。恵みのはずだった。
 汚れと禊ぎと。
 力強く混ざり合った。

      十七

 少女は、ふらふらと歩み寄った。
 青年へと向かって。
 少女は、力無く、うつろいだ躯のように交互に足を動かしていた。
 青年は、顔を上げると悲しげに何事か呟いた。
 少女の耳には、それは当然届かない。
 青年は、雨をその頬と全身で受け止めていた。
 少女は、やっと青年の側へとたどり着いた。思いきりその頬を平手で、打った。
 青年は、無防備のままにその平手を頬で受けた。サングラスが飛んだ。
 少女は、青年の顔を見上げると、悲鳴を上げた。

      十八

 物語はここから、全てはここから始まった。




     『猫目のアヤカシ』~欲を喰らふモノ~ 
     第一部 第一話  ブログ用六段 了

     『猫目のアヤカシ』~闇に遊ぶモノ~
     第一部 第二話  ブログ用一段 へ続く

第一巻最終話の更新

2008/11/21 17:35
お待たせして申し訳ございません。
後ほど、更新しますのでもうしばらくお待ちください。

今夜半には、更新予定です。
遅くても土曜日に入るか入らないかあたりで更新しますので今しばらくお待ちください。

ついに

2008/11/20 23:04
krwの底が割れたみたいですね。
1520-の値を付けました。
どうなるんでしょうねぇ……。

日本も人のこと言えませんが、お隣がやばすぎて……。
なんで、日本のマスコミは、この事実を報道しないんでしょうね? 不思議で仕方ないです。

やたらと、マスコミは韓国旅行をあおりますが、今は日本よりも高いみたいですよ。
あそこの物価……。

あと、ブランドもほぼ撤退終了してるみたいなのでブランド買いに行っても意味がないような、まぁ、海賊版は買えますが……。

日本もやばい状況ですが、お隣もかなり末期です。
なま暖かく見守りましょう。

コミティア86

2008/11/18 08:51
イベント当日、朝。貫徹で、2巻の修正(最終稿になると良いなぁ)を仕上げて提出。
締め切りが、急遽日曜の朝という形をとられたため、慌てて仕事をすることに。
何事? その流れでコミティアへ。

仕事が良く間に合ったと正直思いながら参加。

母はつよし番外編2巻は無事に完売。

ありがとうございます。

猫目の方は、少し残りました。

イベント終了後、仙台と福岡から来たお客さん達と共に打ち上げ。
いつもの面子よりも、かなり少なく今回は9人。

いつもなら15人前後が平均なので――

ただし、貫徹で参加したため最期はグロッキーに。
じつはその後風邪補引いてダウン。今も少し調子が悪いです。

なににせよ、イベントお疲れさまでした。

通販について

2008/11/18 08:36
お待たせしていて申し訳ないです。
コミティアの方が終わりましたのと、今執筆してる小説の修正とで、ばたばたしてました。

ティアも終了して、2巻の執筆も、最終稿になると思いますので、今週中に通販もやっつけますので、もうしばらくお待ちください。

お待たせして申し訳ございません。

4400

2008/11/15 05:04
明後日が、コミティアですね。
小説は、もう書き上がっているので、後は他の人の原稿を待つだけなのですが――
仕事しながら待ってます。

4400と言う海外ドラマを見てますが面白いです。
こういう規模のサスペンスは、日本じゃ作れないから感心すること仕切です。

群像劇として面白いですね。

『猫目のアヤカシ』 第一部 第一話  ブログ用五段 ~欲を喰らふモノ~

2008/11/14 06:45

      十二

「小山が死んだんだって」
「いい気味よ。あいつ女生徒に色目使ってたじゃん?」
「マジデー?」
 ざわめきが学校の中を支配していた。廊下、教室の中を飛び交うのは、無責任な噂だった。言葉が無造作にしかも沢山溢れている。
 美術部の顧問の変死。住宅街の市街地で上半身とか半身が引き裂かれた形で、発見された。まるで獣の牙で食いちぎられた様な、無惨な死体。内蔵の一部は、文字通り食べられていたそうだ。
「熊?」
「熊が人間の内臓なんか食べられるわけ無いじゃん」
「そもそも、伏見区のど真ん中に熊なんかいるわけないじゃん」
 沢山の人の声。そこには無責任な憶測が、混ざっていた。
 桜は、一人、教室にたたずんでいた。時間が流れてる。
 物憂げな表情で、窓の外を眺めている。
 眼下には、部活動にいそしむ生徒達がいる。が、天候が優れないせいだろうか?
 人の姿はまばらだった。それはいつものように並んでいるのではなく、ポツリ、ポツリと点在していた。まるで、今振っている雨のようだ。その数も時間と共に一つ一つ消えてゆく。校舎、部室の中へと吸い込まれてゆく。
 変わりに傘の花が咲いて校外へと流れてゆく、下校の時刻だ。
 その全てが消えたとき、おもむろに静は腰を上げた。
 今日の部活は休みだった。顧問にあんなことがあったのだから、仕方ない。
 桜は、一人部室へと向かう。美術室のドアに手をかけた鍵をポケットから取り出すと扉を開けた。桜は後ろ手にドアを閉めると自分が描いている途中のキャンバスを無造作に取り出し両手でもって眺める。
 ふっと表情をゆるめた。満足そうにそれを見つめている。
 キャンバスに描かれているのは、獣。
 腹の膨らんだ、醜悪な餓鬼が描かれていた。それが肉を喰らっていた。人にすがりつき、はらわたを引き裂き、人の中にあるぐろぐろとしたものを喰らっていた。
 そんな絵だった。
 うっとりと桜は頬をゆるめる。でも、まだ足りない。
 もっと、もっと……。
「もっと……そう、もっとよ」
 小山の臓器は喰らわれていたと言う。あの醜悪な男の腹の中にも、あの赤々として、どろどろとしたモノが収まっていたのだろうか?
 それを想像したとき、つま先から膝、そして、股の付け根、股間、腰、胸元、髪の毛の全てが、ぶるりと震えた。
 股間に熱くたぎるモノを感じ、桜はふぅとため息をついた。思わずスカートの中に手を伸ばし、己の股間に手を伸ばした。
「死んだら、どうなるのかしら? わたしもあの肉塊になれるのかしら」
 自分のその姿を想像するだけで呼吸が熱くなる。ハァハァと、整った形の唇から熱い吐息を吐き出した。自分の中の高ぶり、その熱を排泄しさましている。
 その時だ、桜は誰かの視線を感じて、振り返った。
 当然だが、そこにはなにもない。
「気のせい?」と呟いて、瞳を閉じる。
 気持が高ぶっているせいで、どんな些細なことでも気にしてしまっただけなのだろうか、桜はそっと股間に忍ばせようとした指先を泳がせ、振り返った。
「えっ?」
 のそりとした丸太のような太い腕が、遠心力をともなって桜の身体を襲った。
「なっ、なに!」
 ほとんど、本能の行動だった。足は床を蹴っていた。
 自分の心臓のあった位置をそのナイフのように鋭い指先が奔っていた。
 びりぃっとただ、一度だけ鋭く布を裂く音が響いた。桜は大きく尻餅をついた。
 大きな腕。常識では考えられないぐらいに太い。その指先はまるでノミのように無造作に太い、指先は鈍く輝いていた。その爪の色は、毒でもつまっているのではないかともうぐらい毒々しい紫色。手首を曲げ、獲物を狙う猫のように不器用でごつい腕をフラフラと泳がせている。
 腕から、身体へと視線を移した。
 自分が、描いていた餓鬼のようだ……。
 桜はそんな感想を持って、それを眺めた。
 ぶっくりと膨らんだ腹、そして浮き出したあばら、下半身はなにもまとわず、腕よりも太い足。呼吸をするために開いた口のなかから醜悪な臭いを放つげっぷが桜の顔を襲った。
 生ゴミのような臭い。
 思わず顔を背けたくなる。
 じりじりと、それは桜に肉薄してくる。
 桜は大胆に股広げ、立ち上がろうと足に力を込めるが、膝は踊っていた。
 腕を床について体を起こそうとする。
 だが、力が籠もらない。
 立ち上がれない。
 なのに――
 怖くなかった。
 じっと、自分を襲ってきた異形を無表情の眼差しで見つめる。
 ふいに、ずくりとお腹がうずいた。
 同時に異形は、桜に向かって襲いかかってきた。
 床を激しく蹴りつける。
 リノリウムの床が、ばきりと異形の足の爪によって爆ぜる。勢いをつけて少女に襲いかかった。
 桜は、冷めた眼差しをしたまま、自分が喰われる様を見ようとする。
 不思議と自分は笑っていることに気がついていた。

        『猫目のアヤカシ』
        ~欲を喰らふモノ~
     第一部 第一話  ブログ用五段 了

     次回 第一部 第一話 最終話予定です。
                           第六段は、来週金曜日更新予定です。

相棒 3話

2008/11/13 06:26
今更先週の相棒の感想なんですか?
はい、そうです!

では行ってみましょう。

う~ん、先週のは、またも政治ネタでしたね。
と言っても、先々週ほどでは、ないですけど――

面白かったけど、無理して政治絡めなくてもいいんじゃね?

えっ、これだけ?
これだけなの?

うん!

総括! 普通の刑事ドラマを見せてくれ!

コミティア86

2008/11/12 00:35
コミティア86のサークル告知です。

む-17a 雪葉工房

新刊
猫目のアヤカシ 第三部2話

猫目のアヤカシ表紙

なにこの後の悪魔と言うツッコミはなしで。

母は強し 番外編 その2
母は強し

以上の二冊です。

当日はよろしくお願いします。

イナズマイレブン6話

2008/11/11 19:03
本日のイナズマイレブンの感想は端的に、そしてネタバレを含みます

いやいや、今までも結構ネタバレふくんでたじゃん?シー!
では、仕事の途中なので、短めに。

理事長の娘 デレるの早ッ!

もうデレやがった!

もうちょっとだけ粘ろうよぉ~~~

しかも円堂狙いみたいだし。豪炎時狙いだと思ってたら当てが外れたわ。
いけないわ! 円堂には風丸という立派なハニーがいるのよ!
風丸は、今週いたのか? ってぐらいの空気だったけどね

内容はおおむね満足です。色々ツッコミはあるんだけどね。

でも、さぁ、もうちょっとだけ粘ろうよぉ。デレるの早すぎるって。
もうこれで全員落ちたことになるのね。

もう少しだけ、影から見守ってて欲しかったなぁ。ってのはわがままな意見ですかね?

すーぱーまん・りたーんず

2008/11/11 00:41
ありゃま、あんま評判良くなかったのか。(^^;;
続編は作らないと言う話がオープンソースになりましたねぇ。
やるなら、バットマン・ダークナイトみたいなダーク路線だそうですね。
ジョン・ウィリアムズの音楽を変えずに使ったことは、高く凄く評価します。

あの音楽が流れたとき、背筋がゾクゾクときました。
個人的に期待していた内容と違ったのが、残念でした。
同時にテロが起きたとき、スーパーヒーローが一人でどう立ち向かっていくのか、スーパーマン不要論に真っ向から立ち向かっていくのを期待してたのになぁ。

残念。

でも、ジョン・ウイリアムズのテーマは良かった。あれは、実に良かった。

今週の水曜日(火曜深夜)

2008/11/10 06:41
うは! 知らなかった。

今週水曜 午前3時~3時29分(火曜深夜)(再)

スナドリネコ

スナドリネコさんの生態が見れる!
スナドリネコさんを見たい方は是非!

漁をするから、漁り猫って言うのか、知らなかった。

立冬を越えて

2008/11/10 00:54
一気に寒くなりましたね。
こたつを出そうかどうか悩む毎日です。

描くことがありすぎて、なにから描こうか悩む毎日、相棒の感想、イナズマイレブンの感想、スーパーマンリターンズの感想。コミティアの告知、仕事の告知(いや、まだ情報公開前なのでかけねぇ。意味ねー)等々ありますが――

日記なんだか、感想サイトなんだか、迷走してるな……。

と言うわけで、今日の日記は、これからだぁ!

ぶれいど2

2008/11/10 00:54
シャキン! シャキ~ン!

ウエズリー・スナイプスは、好きなアクション俳優の一人です。
でも、アート・オブ・ウォーの方が好きだな。
シャキン! シャキ~ン!

いや、単純にアクション見てるだけなら、実に良い映画でしたよ。

シャキン! シャキ~ン!

シャキン! シャキーン!

シャキン! シャキ~ン!

シャキン! シャキ~ン!

シャキン! シャキ~ン!

以上!
[ぶれいど2]の続きを読む

眠り……

2008/11/09 04:34
咳が出なくなりつつある、やっと、穏やかになってきた。
まだ、心なしか喉がいがらっぽかったが、8割回復と言った所だろうか? 
良い傾向だ。

01時ぐらいに寝て03時15分ぐらいに目を覚ます。
2時間しかたっていないが、妙に頭がすっきりして6時間は寝たような気分に陥っていた。
とりあえず、シャワーを浴びて、原稿を書くことにしてから、ちょっと一息的な意味で、日記を書いた。






もしかしたら一日が過ぎていたなんて事はないよな?

ショートスリーパー

2008/11/08 01:17
睡眠時間が短い人をそういうらしいのですが――
最近の睡眠時間が2時間だったり、3時間だったりと。
そういうのが、ふえてます。

しっかり寝れないのは、途中で咳き込んだりとかで目を覚ます。
これだから、風邪が治らないのかも知れません。

ただ、短い眠りを日に何度か繰り返す生活は、良いのか悪いのか、そう言えば伊集院光が一日3~4時間寝るだけで、良いとか聞いたけど、便利なのか不便なのか悩む所ですね。

『猫目のアヤカシ』 第一部 第一話  ブログ用四段 ~欲を喰らふモノ~

2008/11/07 21:30
      十一

 その口には赤いモノを滴らせていた。大きく開けた口から覗く牙。
 牙の隙間に肉がはさまっていた。赤々とした生々しい肉片。
 肉がこびりついた牙を使い豹魔に向かって噛み付こうと肉薄する。
「右ッ!」っと静の声が聞こえたとき、豹魔は大きな風をいなすよう姿勢を地面すれすれまで落とした。風が抜ける一瞬、たたんだ膝を起し、全身のバネを解放するように腰を上げる。足が産んだエネルギィを螺旋を描くよう腰をまわして上半身へと伝える。腕から先端の杖に伝わったとき、アヤカシの両脛を凪いだ。
 力の衝撃が、まっすぐ突風の様に駆け抜けるはずの暴風を、竜巻のように縦のくるくると回るエネルギィへと変化させる。暴風は顔面からアスファルトに衝突し、轟音を上げ地面に突き刺さった。
 豹魔は、さっと身を翻して中尸と向き直る。
 彼の身体を破壊するはずのエネルギィは予想もしない形で己の身体に帰ってきた。この程度で、沈むような存在ではないことは、豹魔が一番よく知っている。
「くっ! また……またか!」
 その時、いきなり豹魔がサングラスの上から左目を押えた。意味もなく、たたらを踏んで、バランスを崩しそうになる。
 絶好の追撃のチャンスなのに、間合いも計れず攻められない。
 豹魔は強く唇を噛みしめると舌を軽く噛み切る。痛みで意識を覚醒させると杖をつき身体の体勢を整え叫んだ。
「静! ヤツはどこだ?」
 豹魔の眼前にいるはずなのに、気がつかない。彼は杖で身体の姿勢を保つのがやっとだった。
「右足のつま先の方向、約三間の距離です!」
「ちっ、そこか?」
 静の声が届くや否や、豹魔は杖を構え、間合いを詰め、追い打ちをかけようと、足を滑らせた。だが、一呼吸の分、遅かった。
 足が、太いつま先が豹魔の頭めがけて落ちてくる。
 剛撃。まともに頭で受ければ頭蓋が割れる。ぞくりとするモノを感じて、豹魔は足を止めた。むしろ地を蹴って後方に飛ぶ。そして膝をついて着地をした。
 ぬるりとするモノが額から滑り落ちる。
 汗にしては、粘性が強く、重い。
『豹魔』と猫が叫ぶと同時に地面に落ちていた石がつぶてとなって、中尸に襲いかかった。バシバシと音を立てて、その身体を打ちつける。
 中尸はその身を起こした。
 三メートルはあるだろうか? 大きく餓鬼のように膨らんだ腹。獣のような口、牙が覗く、そして九十センチはあろうかという筋肉が浮かぶ太い腕。
 ゆっくり腰を落として、両手を地面につけると爪をアスファルトに食い込ませた。
 ぐはぁっと口を開け、牙をカチカチと打ちつける。
「やっと、見えてきた」
 豹魔は腰を上げ杖を構え直す。気配を感じながら、足を滑らせる。
 不意に、添え手を柄から離すと、右手を身体の後ろにまわし隠した。腰は一文字腰、大きく股を広げ。左手はそっと腰に添える。
 頬を伝うなま暖かいモノ、ぬるりとし汗よりも粘り着く。
 だが、気にならなかった。
 気配を探る。目の前に、台風のような大きなエネルギィが存在して、それは豹魔に向き合っている。
 中尸は、豹魔の一見すると隙だらけの構えを逆に警戒をしていた。
 早く来いと豹魔はじれる。この勝負は、長引かない。豹魔の頭の中にそれがあった。
 本気の殺し合いで、全力の力を使うのであれば、こうして対峙している一瞬にも、膨大な熱量が消費されている。それは妖怪が相手であっても同じだ。体力には限界がある。
 攻めなければ倒せない。逆に攻撃を仕掛けてこれば、その隙をついて迎え撃つことができる。
 その時だ。
 不意に空から黒猫が降ってきた。
 あまりに唐突な、その出来事に――
「えっ?」と静が顔を上げた。
『この異様な妖気は?』猫もつられて顔を上げたときだ。
 中尸の背中に、すたりと黒猫が着地する。
 その大きな体が、ブルブルと震えた。
「えっ?」
『なんじゃ?』
 ゆっくりと猫がその背中、大きく隆起した脊髄にとけ込んでゆく。
 ぞわり、ぞわりと、中尸の身体が痙攣するように震えた。
 豹魔の目の前の殺気が、さらに膨大なモノになる。
 のそりと脊髄から伝わって、臀部に伸びた底から、黒いしっぽが生え、額にあった髪の毛は、少しづつ抜け落ち、顔の口はグイグイと伸びてゆく。むき出しの牙はさらに鋭い狂気へと変貌する。腕が太くなり、体がさらに大きくなる。
 中尸は、なにか別のモノへと、変貌を遂げようとしている。
 その巨体の中にある力は、先ほどまで豹魔が対峙していた存在とは比べモノにならないであろう。
 問題はそこではなかった。この存在が持つ殺戮に対する衝動それも身体が膨張するのに比例して大きくなってゆくと言うことだ。
 豹魔の前で、明確にそれは意を持って育ってゆく。
 今よりも、はっきりと感じられる。殺そうという意志。その力強さ。どこかで感じたことのある力だ。
「この気配は、ヤツか……来たんだな」
 豹魔は自分の口元が、凶悪にゆがむのを感じていた。尻がむず痒くなる。
 望んでいたモノが来たのだ。
「……やろうぜ」
 右手で握る杖の柄、鍔元にある金具に指をのせる。親指を歩く引っかけるようにして、くるりと軽くまわした。
『豹魔? ここは引くぞ!』
 目の前で異形に育った怪物。それを見て、猫は畏怖を感じていた。
 正確には中尸に恐怖を感じたのではない、ふつふつと大気を焦がすほどの熱を籠めた豹魔にだ。
 豹魔の中に狂おしいほどの怒りが産まれているのが目に見えて分かった。
「豹魔さん! 落ち着いて!」静もそれを見て取ったのか、いさめるように大声を上げた。
 だが、豹魔の耳には届いていなかった。
 豹魔は、無造作に右足に力を込め、ずっと左足を引きずるように半歩前に出た。
「豹魔さん! プルヌス様に従って下さい」悲鳴のような静の声。聞こえない。
「やっと会えたんだ……」
 豹魔の顔には歓喜が浮かんでいる。だが、かっては中尸だった異形は答えない。
「今度は、逃げるなよ。最後までおれと殺るんだ」
『引くのじゃ! 豹魔』
 プルヌスの静止の声も聞かずに、豹魔は大地を蹴った。
『豹魔!』
 豹魔は憎しみを交えた一撃を力強く振り下ろした。



        『猫目のアヤカシ』
        ~欲を喰らふモノ~
     第一部 第一話  ブログ用四段 了

                           第五段は、来週金曜日更新予定です。

小室2

2008/11/07 01:52
ああ、なるほどなぁと思わされる記事を読む。
最大の借金取りの存在を忘れていた。


税金か……。


国は容赦ないものなぁ。
下手な闇金も裸足で逃げ出すほどの取り立てをする。

すごく納得。

うたた寝

2008/11/06 06:58
仕事とメッセの途中にうたた寝をしてしまう。
今目覚めた。3時間ほど寝ていたらしい。
すごく面白い夢を見たので、まとめてみようと思ってブログにメモ的に書き記そうと立ち上げる。

面白すぎて、続きが見たかったのだが――
仕事もあるし、意識がはっきりとしてしまったのでもう寝れない。
割と起きた直後に夢の続きが見たいと思って寝転がれば、寝て続きが見れるのだけど。
今日は無理、このまま仕事しよう。



う~~ん。


しかし起きた後に、夢の情報を整理すると面白くなくなってるな……。
なんで、あんなに面白いと思ったのだろう。

せめて、車いすレースの結果だけ知りたい。自分が3位につけてて、最終コーナーを曲がってトップの二人を抜いたところで目が覚めている。
誰が優勝したかだけ、知りたい。

この後の柔道大会の結末はもうどうでも良いから――

才能

2008/11/06 01:56
都月の人と話をしたとき、新作のアイデアを聞かされる。
あ~なるほどなぁ、と感心する。
自分には、そういう発想は出ない。
ムキー! なのだわ。
くやしー! なのだわ。
同時に読みてぇえ! なのだわ。
それが一番悔しい。w
アイデアスケッチの段階だが、話を聞かされると、ほんと天才だよなぁとつくづく思う。
そして都月の人が描くのだから、内容は折り紙付き、絶対超絶に面白いに決まっている。
都月の人は、才能がある上に、常に努力してるから、努力型の天才という、隙がない。
その上、他人にも気配りのできる、良いヤツ。だから、都月の人の回りには常に人がいる。
しかも、苦労人でもある。だからなおのこと人の心を気遣える良いヤツなのだと思う。
私は、別にシンパとかそういうわけじゃない。
客観的に見て、都月の人が、そういう奴なのだから仕方がない。
自分も負けたくないと思う。
都月の人が見て面白い、と思わせるようなモノを描きたいと思う。
ただ、都月の人、一人を意識した作品でなく、手に取ったたくさんの人全てを満足させるような作品にしたい、都月の人もコミで、満足させられる作品に仕上げたい。

それを願っている。頑張らねば。良い刺激になった。


にしても、あれはやられた。ほんとすごいわ。

ただ一つ言いたいこと

2008/11/05 21:23
このことに関しては、いろいろな意見があるし、異論でもでるだろう。
わかっている。
わかってるんだ。

だけど、ただ一つだけ言いたいことがある。


巨人空気読め。


おれは阪神に戦ってほしかったんだ。

おみやさん 2話

2008/11/05 07:18
おみやさん、2話。
ついに第六シーズンまで来た、おみやさん。
京都枠とでも言うのでしょうか、木曜夜8時のテレ朝ドラマ枠は、京都を舞台にすることで統一感がとられています。
第1話と第2話を勘違いして、1話を録画し損ねていたことを今更ながらに知り、海より深く後悔。

先ほど、食事休憩がてら1話と勘違いした2話を視聴しましたが、うまいなぁ~と言うのが素直な感想。

包み隠さず言うと、クライマックスシーンでは号泣してしまい、鼻紙を派手に消費しました。
年のせいでしょうか、涙もろくなってるのは否めないですが、話の構成が見事だなぁとしか言いようがなかったです。
父親の死に感心のなかった、ろくさんの娘さんが、父親の死んだ理由を知りたいと思うようになる過程をじっくりと描いていくからこそ、あのシーンが深いモノになった。
ラストで、プロポーズを受ける気になった気持ちの変化が、作中で見事に描かれていて、ほんと良い脚本だなぁと思います。

会者定離を多用する脚本はあまり好きではないのですが、刑事物のドラマで殺人が起きないと話が進まないことが多いので、この場合は致し方ないかなぁとは思います。

おみやさんは、人情モノとして熟成しつつあるシリーズですね。
京都の町並みを楽しみつつ、人情話に心を打たれる木曜の夜が、またやってきました。
相棒に引き続き、今後も楽しみなシリーズです。

木曜ミステリーと謳ってはいますが、ミステリー要素が低いのはご愛敬ということで。(笑

小室

2008/11/04 22:05
TMネットワーク。
自分自身、中高生の直撃世代です。
姉がファンでポスターを部屋に飾っていたのを良く覚えています。
自分もカラオケで、何曲か歌えます。好きでした。
だからこそ、朝、ニュースを見たときは目を疑いました。

真相は、当人同士でも不明だと思います。
視点が変われば、その情報を受け取る方で内容も変わります。
真実はいつも一つと、どこかの誰かが言ってますが、真実なんてモノは、一つどころか存在しないものだと思ってます。

事実、事象面は存在すると思います。が、真実は、その人の数だけ存在してしまう。
そして真実と真実がぶつかり合うからこそ、もめ事が起きる。
当人にとっての真実なだけに曲げることはない。

なにが起きたのか?
そこになにがあったのか? 
その事象、客観的な事実は存在しても真実はない。
そして、当人同士でなければ、それを知るべくもない。

今回の事件は、なにがあったのかはわかりません。
ただ、当時TMネットワークを聞いて育った世代としては、悲しい。
とても、悲しいです。
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相棒2話 

2008/11/04 02:03
テレ朝は、ドラマに政治を絡めるのが好きです。
相棒第3シーズンのはじめも政治ネタでした。
おそらくテレ朝サイドから要望があったのだと思います。
おそらく、ですが……。

ただ、う~んって、感じでした。
あのラストシーンは、意味があったのだろうか?

いや、第3シーズンの政治ネタよりは、はるかに良かったです。
第3シーズンの双頭の悪魔は、あの女性議員がどうもねぇ……。
キャラの使い方が悪いというか、何したいんだあのキャラ? と言うのがあって消化不良。

私個人としては、政治は嫌いじゃないですし、物書きをしている以上、政治、経済などの興味を持たないのはまずいと思っています。自分の世界を構築する上で、知識がある、ないの差は果てしなく大きいです。世界の深さがでますので――
作品に絡まなくとも、世界には国があり、政治があり、経済活動がある。
(宗教もでてきますが、それも絡めると、さらにややこしくなるので今は宗教は省きます。)
バックグラウンドを描く必要はありませんが、(そもそもそれを語るにはページ数が足りないですし、主題が入れ替わり兼ねないので――)作者はそれを念頭に置いた上で、世界、キャラクター、物語を構築する必要があります。でないと物語は構成できないと思っています。

閑話休題――

でも、今回の相棒は、どうなのかなぁ? と言うのが……素直な感想でした。
政治を物語に絡めると迷走しやすいような気がします。刑事と政治は昔から定番ですが――
刑事を主体にするか?
政治に主題をおくか?
それ次第で大きく内容が、変わります。
今回は、迷走して、どちかか決めきれてない感が強かったです。

イナズマイレブン 5話 & リンク追加

2008/11/03 07:02
本日もイナズマイレブンのお時間がやってまいりました。
このままだと、ガチでゲーム買いそうな感じです。

本日のイナズマイレブンは――


雷雷軒、秘密を漏らす
豪炎寺、デレ期入りました
染岡くん、豪炎寺にホの字?

以上の三本でお送りします。ウソです

他にも色々語りたいことがあるのですがとりあえず、見所は熱い! と言うことでしょうか?
特訓で新必殺技を編み出す展開、こういうスポコンは良いですねぇ。
見ていて手に汗握ってました。
豪炎寺も、ますますデレて可愛くなってきて、萌えますね。
染岡×豪炎寺かしら。
そして風丸も良い女房役になりそうです。
円堂×風丸ね。

雷門中が、一部の不協和音を除いて、まとまりつつあるのがいい感じです。


腐女子的なカップリングを考えるなと言うに……。

そして本日の一押し、理事長の娘のコーナー

出番少ない割りに一々可愛かったりするのは、キャラの使い方が上手いからですね。
マジ可愛いわ……。惚れちゃっちゃ。
できれば、このまま陰から支える感じで、行ってほしいけど、ED見る限りマネージャーになるんだろうなぁ。


それはそれで萌えるけどね。


さてさて、リンク追加でございます。

紙と鉛筆のような...日記 
wanderさんのサイトです。

『風の住む星』という同人シリーズの挿絵を描いていただいております。
穏やかで、美しい線の絵を描かれます。癒されたい方はどうぞ。

MoonShine
我が友人にして、ライバル(と言うのもおこがましいかしら)のライター都月景氏のサイト。
才能あふるる天才にはいつも嫉妬なのだわ、ムキー!
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喉が痛い

2008/11/02 08:01
風邪のかかり気味なのか、喉がすごく痛いです。
最近の急な冷え込みでやられたみたいです。

火曜までに二巻の直しをすると約束をしましたが、編集部との折衝が色々あって複雑な感じです。
うまくいくと良いのですが……。
三巻よりも二巻の直しを最優先と言う形で進めますが――

何よりも風邪を悪化させないようにしないと。

と言うわけでみなさんも風邪にはお気をつけください。

不幸の順番

2008/11/01 05:22
とある大阪の賢者は言いました。

不幸は、寒い → ひもじい → もう死にたい。

この順番でやってくると。
人間、お腹が空いてるとろくなことを考えないと言いますが、本当だなぁと思います。

いや、自分になにかあったわけじゃないんですけどね。
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